難病申請

高額かつ長期 申請条件と注意点-難病申請

2024年12月9日

高額かつ長期 申請条件と注意点-難病申請
せんつぶ
せんつぶ

どうも
せんつぶです

保健所に償還手続きに行った時のこと。
受付のお姉さんが、医療費の明細書を見て「高額かつ長期」という制度もあるよ~って教えてくれました。

高額かつ長期を申請して認定されると、受給者証の限度額より負担額が軽減されるので、毎月の医療費を抑えることができます。
受給者証の限度額より少しでも負担が減れば、家計も助かりますよね。

こんな方におすすめ

  • 難病で受給者証を持っている方
  • 毎月の医療費が10割負担の計算で2万円以上の方で受給者証をお持ちの方
  • 高額かつ長期申請の手続きをしたいけど、申請を悩んでいる方。又は申請の仕方が分からない方

どんな手続きができるの?

難病の人や成人スチル病だったら申請できるの?

難病になって数か月後にわたしは初めて高額かつ長期を申請しました。
その時に体験したこと、思ったこともお伝えしますね。

せんつぶ
せんつぶ

こちらの記事では

  • 高額かつ長期申請の条件
  • 申請の仕方、用意する書類など
  • 申請のメリットとデメリット

をお伝えします。

それでは、上記で少しお伝えしましたが高額かつ長期とはどんな制度なのか。そしてご自分が対象であるかの確認方法を詳しくお伝えいたします。

高額かつ長期とは

高額な医療が長期的に継続する患者で、『高額かつ長期の基準』を満たしている場合、負担上限月額の軽減を受けることができます。

せんつぶ
せんつぶ

・・・?
ちょっと何を言っているのか分からないんだけども?

ご自身が対象者かどうか、一緒に見ていきましょう♪

高額かつ長期の対象者か確認する方法

以下の書類を用意して一緒に確認しましょう^^

用意するもの

  • ご自身の受給者証
  • 負担上限月額管理票
  • 受給者証が届く前の難病の治療目的とした医療領収書(12カ月間)

用意出来ましたか?


まず、『高額かつ長期の基準』というのは下記になります。

せんつぶ
せんつぶ

・・・全然意味が分からない。
分かるように説明してほしいんだけど💢

一つづつ解説していきますね☆

申請した月というのは、保健所で【高額かつ長期を申請する月】のことです。
例:2023年9月に高額かつ長期申請するとしましょう☝️

申請した月以前の12カ月間というのは、2023年9月を含む12カ月遡った2022年10月までの期間のことです。
仮に受給者証が届いていない月の場合でも難病の治療目的で通院していて医療費を払っていたら期間対象となりますよ^^

医療費総額はお手持ちの 負担上限月額管理票 の医療費総額をご覧ください。

月を遡ったときに負担上限月額管理票がない場合もありますよね。
その場合は、医療機関の領収書の点数が毎月8000点以上の場合は高額かつ長期を申請できるかもしれないのでご確認ください。

画像の赤枠の医療費総額が5万円を超えているか確認してください。

Ⅱの医療費総額(保険適用前の10割の金額)が5万円を超える月が6カ月以上ある場合、という意味です。
下記の例の図を参考にご自身が対象かどうかご確認ください。

1カ月の医療費総額5万円以上の月が6カ月以上あるの申請対象となります。

1カ月の医療費総額5万円以上の月が5カ月しかないので申請対象外となります。

条件Ⅰ~Ⅲのまとめ

上記の表の例にして申請条件をまとめると

  • 条件Ⅰ 
    • ・申請した2023年9月から2022年10月までの12カ月間の間に
  • 条件Ⅱ
    • ・1カ月の医療費総額5万円を超える月
      • 2022年10月・12月
      • 2023年1月・4月~6月・9月
    • 5万円を超える月があります。
  • 条件Ⅲ
    •  ・医療費総額5万円を超える月が7カ月あります。



条件を満たしているので申請できる

ということになります。

お手持ちの上限額管理表と領収書を照らし合わせてご確認ください。

高額かつ長期 必要書類について

基準を満たしていることが確認できたら、書類を揃えましょう

必要書類

  • 限度額適用認定証コピー
  • 今使っている受給者証
  • 領収書のコピー
    ※受給者証申請が初めての方は12カ月まで遡ると病院の領収書が必要な場合があります。

受給者証の更新提出後、基準を満たした場合は追加で申請が可能だと思いますので最寄りの保健所にお聞きください。
負担上限月額管理票が手元にない場合は領収書のコピーで代用できます。
患者氏名・領収金額・領収日・医療機関名が確認出来る領収書、保険診療分と自費分の区別が出来るものに限られます。

不明な点は管轄の保健所にお問合せ下さい。

高額かつ長期申請のメリットとデメリット

ここまで申請の条件や必要な書類をお伝えしてきました。

冒頭でもお伝えしていますが、基準が満たされれば限度額が引き下がるので医療費が抑えられるのは本当にありがたい制度でもあります
しかし、メリットだけではありません。

メリットしかないとおもうんだけど?

せんつぶ
せんつぶ

わたしが実際にデメリットだと感じた部分をお伝えいたします。

メリット

  • 限度額が引き下げられ医療費が少なくなる
  • 家計の負担が減る

デメリット

  • 高額かつ長期申請すると受給者証を新しく作り直す為、受給者証が一時的になくなる
  • その間の医療費は自費負担となる(償還手続きをすれば返金される)
  • 受給者証の更新の際に継続申請が必要となり、継続申請をし忘れると支給認定や負担上限月額の軽減が継続できなくなるので忘れずに申請しなければならない

え!
高額かつ長期を申請すると、受給者証は一時的になくなっちゃうの?

そうなのですよ~😨

もちろん手続きすれば返金されますが、新しい受給者証が届くまで1カ月~1カ月半かかります。
生活に余裕がある方なら問題ないのですが、そうでない場合はライフスタイルに合わせて申請を考えた方がいいかもしれません。

せんつぶ
せんつぶ

高額かつ長期の申請に関するまとめ

記事のまとめ

高額かつ長期の申請をすると現在持っている受給者証を返却し、新しい受給者証が届くまで約1カ月~1カ月半かかります。(管轄の保健所によって日数が違うかもしれないので各自でご確認ください。)

受給者証が届くまでは自費となるため、ライフスタイルに合わせて申請するかどうか決めましょう。

自費分の医療費は償還払い請求をすれば戻ってきます。

一時的にわたしも出費がありましたが、結果的に申請してよかったと思っています。

実際、わたしが高額かつ長期の申請をしたとき、新しい受給者証が届いたのは1カ月後でした。
月頭に申請してしまうと翌月まで受給者証が無い状態になります。通院がある場合は自腹になってしまうので提出月に通院が終わったときに申請しましょう

せんつぶ
せんつぶ

参考になると嬉しいです

それでは、また💕

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